第179章 武道界の風雲!

雲真が自爆した後、彼の持ち物のほとんどは破壊されたが、唯一あの空間傘だけが残された。

「この傘はすでに上品霊器レベルだ。だからあれほど強力な自爆でも損傷しなかったのか!」

萧塵は歩み寄り、その空間傘を拾い上げ、しまった。

このような物は彼には必要ないが、曹雁雪に残しておけば、命を守る手段が一つ増えることになる。

「あの羊皮の巻物もここにあるはずだ!」

萧塵は羊皮の巻物を取り出し、再び喚霊決を使った。

淡い青色の霊光が瞬き、羊皮の巻物は自動的に飛び上がり、洞府内の石の棚に落ちた。

萧塵は石の棚の前に来て、一番下の引き出しを開けた。

案の定、中には全く同じ羊皮の巻物が置かれていた。

「ようやく見つけた。」

萧塵は安堵の笑みを浮かべ、羊皮の巻物を取り出した。

「霊力で羊皮の巻物を修復するなら、十日から半月はかかるだろう。」