第81章 2人の校花

雲霓の足は、初めて男の子に見られ、彼女は思わず顔を赤らめ、長いまつ毛が微かに震え、緊張した表情で葉錯を見つめていた。

葉錯は数秒間呆然としていたが、ようやく我に返り、首を振った。なぜこんなにも見入ってしまったのか分からなかった。

雲霓の小さな足は、小判のように愛らしく、肌は繊細で白く、まるで丹精込めて作られた玉細工のように、一点の傷もなかった。

葉錯は片手で彼女の脚を支え、白くて柔らかな足裏が目の前にあった。緊張のため、小さな足は縮こまり、五つの可愛らしい足指がぴったりと寄り添っていて、見ているだけで胸が高鳴った。

二人とも空気が少し気まずくなったと感じ、葉錯は咳払いをして言った。「骨に怪我がないか確認させて。」

そう言いながら、雲霓の足を手に取り、足首を確認しようとした。

手に触れた瞬間、葉錯と雲霓の体は思わずびくりと震えた。葉錯は雲霓がどんな感覚なのか分からなかったが、自分自身は柔らかな玉のような感触に、言葉では表現できない触感に、心臓がドキドキと高鳴り始めた。

雲霓は「んっ」と蚊の鳴くような小さな声で呻いた。頭を深く下げ、両手で顔を覆ったが、葉錯には彼女の耳まで真っ赤になっているのが見えた。

諺にもあるように、男の頭と女の足は、むやみに触ってはいけないものだ。

葉錯は今日、避けようがなく、覚悟を決めて、しっかりと触診するしかなかった。

彼は胸の高鳴りを必死に抑えながら、小さな足全体をマッサージした。雲霓は体を震わせ、まるで骨が溶けたかのように、全身がくたりとした。

葉錯は骨に異常がないことを確認すると、深く息を吸い込んで言った。「大丈夫だよ。ただの捻挫で、骨には異常がない。これからはこんなにヒールの高い靴は履かない方がいい。捻挫しやすいから。」

雲霓は珍しく、葉錯と口争いをせず、顔を赤らめて俯いたまま、小猫のように柔らかく座っていた。両目は潤んでいて、見ていると愛おしくなるような様子だった。

この光景は、どんな男性が見ても血脈が騒ぐだろう。葉錯は何度も深呼吸をし、必死に自制しながら雲霓の靴下と靴を履かせ、「教室まで送るよ」と言った。

雲霓は小さな声で言った。「いいえ、私は蘇雅の試合を見に行きたいの。」

葉錯は言った。「彼女のこと嫌いなんじゃなかったの？なんで試合を見に行くの？」