第159章 超級薬

葉錯はその金色の薬剤の瓶を受け取り、手に持って見てから言った。「わかりました、事前に準備しておきます」

秦せんせいは微笑んで言った。「よし、ゆっくり休むといい。我々二人の老人は邪魔をしないでおこう」

雲野鶴と秦せんせいは一緒に部屋を出て行った。

葉錯は手の中の一号薬剤を見つめた。金色に輝く薬液は、溶けた黄金のようで、その中には金色の綿毛状の物質が浮かんでいた。それは溶けきれなかった薬物の沈殿物だった。

一号薬剤について、葉錯は前世でも聞いたことがあった。最も神秘的な科学技術の力で、武者の身体に大きな強化効果をもたらし、しかも副作用はほとんどないとされていた。

その中の金色の綿毛状の物質は不純物で、より高級な薬剤ほど不純物は少なくなる。一号薬剤は最も低レベルの薬剤で、その後にはさらに強力なものがある。しかし、より強力な薬剤ほど、薬の力は強烈になり、今の葉錯の身体では耐えられないだろう。