柳妍は抜け目のない人で、姜語嫣は悪意に満ちた心を持っているものの、柳妍と策を弄し合えば、柳妍の掌の上で踊らされるだけだった。
「今日は早めに仕事が終わるから、どこか別の場所で一杯どう?」と柳妍が言った。
「いいわね」
姜語嫣を懲らしめ、その評判を地に落とし、さらに祖父の遺産も取り戻せたことで、蘇乘羽も上機嫌だった。
「じゃあ、入口で待っていて。着替えてくるから」
柳妍は普段仕事の時、制服を着ていて、全身が艶やかで妖艶で、男性の目を釘付けにできるほどだった。
蘇乘羽が入口で少し待っていると、柳妍は別の服装に着替えて現れた。デニムのショートパンツに体にフィットしたへそ出しシャツという、カジュアルな装いだったが、それが却って柳妍の妖艶な体つきを際立たせていた。
デニムのショートパンツは丸みを帯びた臀部にぴったりと合い、完璧な曲線を描き出し、滑らかで艶やかな長い脚を完璧に見せていた。蘇乘羽は自分が脚フェチだということを認めざるを得なかった。