第67章 使いやすい武器

陸讓と龍子軒は即座に承諾した！

二人は目を合わせ、その目には隠しきれない興奮と期待が浮かんでいた。

李凡はそれを見て、頷きながら言った。「よし、それなら、お前たちは千凝たちと一緒に行くがいい」

「承知しました！」

二人は即座に答えた。

「うーん...集団戦に行くなら、武器なしというのはよくない。お前たちも使いやすい武器を見つけるべきだな...」

李凡は考え込みながら言った。「私には何本か利器があるが、お前たちに渡せば、殺生を招くかもしれん...こうしよう、お前たち二人で、この庭に使えそうな武器はないか探してみろ」

彼は尋ねた。

システムは以前、彼に刀剣や長槍などの武器を報酬として与えていたが、それらはすべて非常に鋭利なものだった。

集団戦について李凡にも多少の経験があり、鋭利な武器を持っていると死傷者が出やすく、その代償は大きすぎると考えていた。

しかし、李凡の言葉を聞いて、皆は瞬時に理解した。

「李先輩の言う利器とは...おそらく世界を滅ぼすほどの武器で、この世界ではとても扱えないから、軽々しく使えないということですね！」

火靈兒は何もかも分かったという表情を浮かべた。

龍子軒と陸讓は立ち上がり、「承知しました。すぐに探してまいります」と言った。

彼らは庭を見渡し始めた。

この数日で、彼らはこの小さな庭のあらゆる場所に恐ろしい器物があり、どれも世を驚かすほどの代物だと理解していた。

例えば陸讓が畑を耕すのに使う鍬は、仙器を超えた品で、その等級は想像を絶するものだと知っていた。彼は大乗境にいるにもかかわらず、かろうじて持ち上げることができるだけで、それも鍬の道の韻を乱さない程度だった。

例えば龍子軒が餌を入れる器も、恐ろしいほどの力を持っており、真龍さえも封じ込められるのではないかと疑っていた。

「この庭には至宝が数多くありますが、私たちの現在の修為では使えるものはほとんどありません...だから師尊様は私たちに自分の力量に合わせて選べと言われたのでしょう」

龍子軒は陸讓に念話で伝えた。

陸讓は頷きながら、頭を抱えるように言った。「師尊様のところのものは全て超常的すぎて、どれも私たちには扱えませんね...」

龍子軒は庭を見回しながら、突然何かを思い出したように言った。「思い出しました！」

彼はすぐに台所へ駆け込んだ。