第371章 バカみたいに泣くことになる

「どんなお兄さんでも間違いない、私たちは永遠にお兄さんを応援します!」

堀口楓は自分が罵られるのはまだ良かったが、時枝秋が罵られるのを見て、顔が真っ赤になった:「この横澤博己は一体どうしたんですか?」

時枝秋は彼女のスマートフォンを取って一瞥した:「秋の蝗虫だ、そう長くは暴れられない」

「本当にごめんなさい、時枝秋、あなたを私の問題に巻き込んでしまって」

「そんな畜生にあなたを好き勝手にされるのを見過ごせるわけがないだろう?」時枝秋は反問した。

「じゃあ、これからどうすればいいの?」堀口楓はとても心配そうだった。このような事態は収拾がつきにくい。

しかも、最終的には男性側に有利になりがちで、女性はこのような世論戦では本質的に不利な立場にある。

「向こうは気にしなくていい。どうせ彼のファンたちは大した影響力もない。数日後には彼から私に連絡してくるはずだ。あなたは少し圧力に耐えてください」

堀口楓は力強くうなずいた。時枝秋の言うことには、必ず理由があるはずだから。

今回、時枝秋に出会わなければ、自分は本当に終わっていたはずだ。

横澤博己のファンは大騒ぎしているが、時枝秋を踏みつけようとしても、時枝秋のファンたちがそんな機会を与えるはずがない。

時枝秋のファンたちは素早く組織化され、彼のファンたちに対して、少しも怯むことはなかった。

「石ちゃんを当てこする必要はない。彼女に何の過ちがあるというの?はっきり言えばいい。男なら正直に言いなさい、ぼかすのは何なの?」

「石ちゃんは最近とても忙しくて、あなたたちと言い争う暇なんてない。あなたたちの言うお兄さんに何か問題があるなら、具体的に挙げてください」

時枝秋には一般ファンも多く、彼女は炎上デビューしたものの、長年にわたって業界の誰とも直接対立したことはなかった。

みんな、横澤博己がどこからそんな勇気を得たのか見てみたかった。

横澤博己のファンは最終的に怯んでしまった。知名度で言えば、時枝秋の曲は次々とヒットし、実績も確かなものであり、国への貢献も軽視できないものだった。

一方、横澤博己は自分のファンコミュニティの外では誰も知らない存在だった。

彼のファンたちは仕方なく堀口楓を攻撃することに専念した。