第386章 だから愛は消えていくの?

「大丈夫よ」時枝秋は簡潔に答えた。

「じゃあ、私が戻って君に付き添おうか?」

「いいから、あなたは研究に専念して」時枝秋は彼の性格を心配して、戻ってきたら藤原修に消されかねないと思った。

「つまり愛は消えていくってことだよね.jpg」石杜健は不満げに。

時枝秋は彼の相手をするのが面倒になった。

しばらくして、石杜健は何かを送ってきた:「君のために見つけた霜の花の種だよ。もう誰かに持ち帰らせている途中だ。ほら、やっぱり先輩は君のことを考えているだろう?」

これはかなり貴重なものだった。

見つけるのが難しいというわけではない。

種子類は持ち帰るのが非常に困難で、税関検査だけでもかなり厳しいのだ。

石杜健の誠意は伝わってきた。

時枝秋はお礼のスタンプを送った。

夜、時枝秋は蘭亭花序の裏庭で土壌を検査し、どれも霜の花を植えるのに適していないことがわかった。