第505章 罪を擦り付けと詐欺行為

大島先生はさらに秀実を完全に無視した。

彼は前に出て、直接録音を取り出すと、そこから秀実の声が聞こえてきた。「大島先生、あなたが皆に私が今日時枝秋にぶつかられて流産したと言えば、ここにある50万はすべてあなたのものです。あなたの給料が低くないことは知っていますが、定戸市で暮らすには何にでもお金がかかりますよね?お金が多すぎるなんて誰も思わないでしょう?」

「あ、あなた私を罠にはめたの?」秀実は思わず口走った。それまで大島先生はとても協力的で、唯々諾々と従っていたように見えた。

彼女は大島先生には権力も地位もなく、非常に操りやすいと思い込んでいたため、大島先生が自分の声を録音していたことに全く警戒していなかった。

彼女が自信満々だったのも、大島先生がどんな条件にもすんなり応じたからだった。