青木岑は包帯で包まれた小さなブタちゃんの足を上げ、恥ずかしそうに顔を覆った……
西尾聡雄は微笑んで、服を脱いだ後、彼女を慎重にお湯の入った浴槽に入れた。
ボディーソープを付けたスポンジを取り、彼女の体を丁寧に洗っていく……
それは全く欲望のないもので、完全に夫が妻を愛おしむような行為だった。
西尾聡雄は青木岑の体を洗うのに非常に忍耐強く、まるで子供の世話をするかのようだった。
むしろ青木岑の方が、心の中で微妙な変化を感じていた……
西尾聡雄の指が彼女の肌を撫でる時、心の奥底で何か小さな虫が跳ねているような感覚があった。
考えれば考えるほど顔が赤くなっていく……
「お前、何考えてるんだ?」西尾聡雄は彼女の白い肌を拭きながら冷静に尋ねた。
「別に何も……」青木岑は頑なに認めなかった。