第112章 斎藤咲子のボディーガード(3更)

夜7時。

鈴木知得留は時間通りに食事の場所に到着した。

上野和明と斎藤咲子が続々と到着した。

斎藤咲子のボディーガードは根岸峰尾といい、26歳、192センチ、とても屈強で、かつて青年部空手道チャンピオンで、戦闘力は計り知れない。

斎藤咲子はとても満足していた。

根岸峰尾の顔つきが硬くて少し怖く見えても。

5人は静かに夕食を食べていた。

まるで全員口数が少ないようだった。

鈴木知得留は、なぜ自分が知り合ったこの人たちはみんなおしゃべりが苦手なのかよく分からず、ふと北村忠のおしゃべりが恋しくなった。

彼女は話題を切り出した。「和明さん、恋愛してるの?」

「ゴホッ、ゴホッ...」その言葉に、上野和明はスープを喉に詰まらせた。

鈴木知得留は彼を見つめ、おずおずと尋ねた。「自衛隊は恋愛禁止なの?」