155:クズ男を痛めつけて離婚、華和兄の威厳:私の人を傷つけるとは?_3

探偵の料金は高額だった。

前金が三万円。

成功報酬として十万円。

前金を支払った後、西園寺雅乃はサブカードの明細を調べてみた。

調べなければ分からなかったことだ。

調べた後、西園寺雅乃は怒りで体が震えた。

一万円から十万円の小額取引が数え切れないほどあった。

その中には大きな額の振り込みもあった。

調べてみて初めて分かった。

六年前、真壁駿介は愛人に100万円のBMWを買った。

五年前、真壁駿介は6000万円で愛人に豪邸を買った。

最近では、300万円の大きな支出があった。

これは花山市で買った家だ。

西園寺雅乃はすぐに花の山の家について調べさせた。

すぐに返事が来た。

花の山の家には四人家族が住んでいた。

両親と息子、息子の嫁だ。

老夫婦には帝都に住んでいる娘がいた。

調査員は電話で言った。「家主の話では、この家は娘さんが買ったそうです。その娘さんはかなり有能で、帝都で金持ちと付き合っているとか。」