「周防燕子!」取調室のテーブルで警察官がテーブルを叩いた。「我々の仕事に協力してください。自白すれば寛大に、抵抗すれば厳しく処分します!」
周防燕子は呆れて、警察官を見つめ、両足をテーブルの上に投げ出した。「私が協力していないって?言うべきことは全部言ったじゃない。でもあなたたちは信じてくれない。私にどうしろっていうの?私が人を殺したって言えばいいの?」
彼女は人を殺していない。だから怖くなんてない!
このような人物を前に、取り調べを担当する警察官も途方に暮れ、続けて尋ねた。「昨日の夜7時から10時までの間、どこにいたか話してください。」
「私は...」ここまで言って、周防燕子は放埓な笑みを浮かべ、若い警察官の早乙女隼人を見つめた。「お客様とベッドを共にしていました。どんな風に過ごしたのか、もっと具体的に聞きたいですか?」