朝比奈瑠璃はテーブルに座って友達とビデオ通話をしていたが、蒼井華和が来るのを見て、笑いながら相手に言った。「また今度話そう。」
そして電話を切った。
「華和。」
「司緒。」
朝比奈瑠璃はまずモチ子の変化に驚いた。「わあ!これがモチ子なの?」
「うん。」
モチ子も近づいてきて、小さな前足を朝比奈瑠璃の体に乗せ、彼女の顔をすりすりした。
榊原昴也は顎をさすりながら、少し傷ついていた。
彼の魅力は一匹の犬にも劣るのだろうか?
なぜみんな最初にモチ子に気づくのだろう?
しかしすぐに、朝比奈瑠璃の視線は榊原昴也に移った。「華和、この子は誰?」
蒼井華和は簡単に榊原昴也を紹介した。
榊原昴也はすぐに気合を入れて、甘い声で瑠璃お姉さんと呼んだ。
しばらくして、橘忻乃と結城詩瑶も到着した。