228:ちょっとした反撃、甘やかされたお姫様_5

榊原昴也はこの時、彩虹屁(過剰な褒め言葉)を吹きまくった。「そうだよ、姉さん。僕の心の中では、あなたは人が見れば惚れ、鳥が見れば呆然とし、花が見れば咲き誇る超絶美人だよ!だから、あの臭い男たちがあなたを好きになるのも当然なんだよ!」

橘忻乃は榊原昴也にキスをして、笑いながら言った。「やっぱり私たちの昴也は目が高いわね!」

顔中口紅だらけになった榊原昴也は傲慢に小さな頭を持ち上げて、「それは当然でしょ!」

蒼井華和はこの件を気にせず、ウェイターを呼んでミルクティーを注文した。

甘くておいしいミルクティーが喉を通ると、たちまちすべての悩みが消えた。

春野宴真は篠崎茜莉のそばに戻った。

篠崎茜莉は冗談めかして言った。「どんな大物が私たちの春野知事を直々に走らせたの?」