243:国際疲労グループを震撼させる、二つの満点!

メイラはまさか蒼井華和が嘘をついていなかったとは思いもしなかった!

この脚が1メートル90もある超イケメンが本当に蒼井華和の婚約者だったなんて。

この事実に気づいて、メイラは喉を鳴らした。

耳元で雷が轟いているようだった。

彼女は突然大胆な考えが浮かんだ。

もしかして——

蒼井華和がこの数日間、彼女に言ってきたことはすべて本当だったのではないか。

彼女は氷室冷なのだ。

彼女は本当に今回の試験に合格できるのか?

一瞬、メイラは反応できなかった。

でも……

それはありえないだろう。

結局、蒼井華和はまだ18歳だ。

そのとき、蒼井華和の声が彼女を現実に引き戻した。

彼女の声はとても美しかった。

澄んでいて特徴的だった。

「如月兄さん、紹介するわ。これは帝州大学で知り合った親友のメイラよ」と言うと、メイラの方を向いて続けた。「こちらは私の婚約者の如月廷真よ」