第773章 誰の畜生がこんなに美しいの?

夏川清美はお腹がすいていて、普段は食事を節制している人なのに、なんと大きなご飯を二杯も食べてしまい、横にいた夏川弥生は目を丸くして、「あなた、消費量が多すぎるわね。これからはもう少し節制した方がいいわよ」と言った。

自分がたくさん食べたことに全く気づいていなかった夏川清美は、ゆっくりと顔を上げて目の前の空っぽの茶碗を見て、昨夜海で一晩中揺られていたことを思い出し、顔を真っ赤にして、母親を可愛らしく睨みつけた。「私がたくさん食べちゃいけないの?」

「私が言いたいポイントが何かわかるでしょ」と夏川弥生はゆっくりと付け加えた。

夏川清美はちょうどスープを飲んでいて、聞こえなかったふりをした。

ところが夏川弥生は何気なく付け加えた。「結城陽祐くんは見た目は弱々しいのに、まさか王者だったなんて。外の噂は本当に信じられないわね」