第552章 柴田大俳優の本気の妹溺愛

観客たちはルックスだけでここまで来てしまったの??

隣の笑いと感動的なのが、このプラスチックな兄妹に及ばないの??

でも、番組スタッフも見る目があるわね。

「高開低走、高開低走」と副監督が言った。

おそらく以前の空港での、灰原優歌と'義姉ファン'との交流が、とても愛らしかったから。

だからこの番組の最初の視聴率は、彼らに頼ることになる。

でも後半は、やはり性格で勝負になるだろう。

……

雲田卓美は顔を曇らせ、語気が少し悪かった。

「裕也がまさか彼女をバラエティー番組に連れてくるなんて?恥ずかしくないのかしら」

柴田裕香も同様に表情が良くなかった。今回、彼女が雲田卓美と来た目的は、実は柴田裕也に接近する機会を作ることだった。

でも思いもよらなかったことに、柴田裕也は灰原優歌を連れてきた。