第404章 ママと呼ぶべき

一昨日の夜、東山裕と一緒になってから、彼女は本当に何もかも忘れ、何も気にしなくなった。

今になって気づいたが、まだ解決すべき問題が山積みなのだ!

例えば、東山裕が代表として選ばれたかどうか……

それに、彼の服役の件がバレてしまったことを、どう収拾するのか?

これらの問題はどれも小さな問題ではない。

最初の問題は祖父の命に直接関わること、そして全員の命の安全に関わることだ。

二つ目の問題は、東山家全体の存亡に直接関わっている。

とにかく、これらの問題はすべて深刻だ。

海野桜がぼんやりしていると、東山裕がバスタオルを巻いて出てきた。

バスタオルはゆるくたくましい腰に巻かれ、引き締まった胸筋と腹筋、そして長くまっすぐな太ももが露わになり、とてもセクシーだった……

海野桜は彼の姿を見て、思わず顔を赤らめた。