「ありがとう。でも、私に何か他に言いたいことがあるようね」とマチルダは察して言った。
サブリナがここにいないことから、デビンが話したいことは良いことではないだろうと彼女は感じていた。
「ああ、それは...」デビンは言いかけて止まった。彼女に直接見せた方がいいだろう。「見せてあげよう」
マーティンは携帯を取り出してビデオを再生しようとしたが、画面は真っ白だった。困惑して眉をひそめながら彼はつぶやいた。
「ここにあったはずなのに」
「何?」マチルダは困惑した表情で尋ねた。デビンは拡散されていたはずの動画を探し続けたが、すべてのメディアやサイトから削除されていることに気付いた。
「スタンリーの告白だ」と彼は答えた。先ほどまでそこにあったものがどうしてこんなことになったのか考えながら。マーラを見つけることに必死な将軍の仕業とは思えなかった。