[ボーナスチャプター]第133章 - マーティンは自ら育てた蛇に噛まれた

マーラは微笑んで答えた。「そうね、私は愛についてよく分かっているわ。あなたが彼女をどれほど深く愛しているかも知っているわ。きれいなワイングラスとワインを持ってきて。あなたの不幸に乾杯しましょう。残念ながら、私は強い酒は飲めないからワインが限界なの。」

マーラは上機嫌だった。彼女の計画がまもなく実現しようとしていたからだ。長年にわたり、マーティンは彼女が邪悪だと知りながらも、彼女を守ってきた。

彼は、いつか彼女が変わることを願っていた。また、すべてが彼女の名義になっていたため、彼女との関係を断ち切ることもできなかった。

彼は簡単に彼女を殺して、すべてを手に入れる方法を見つけることができただろうが、彼女をあまりにも愛していた。そして、サブリナと比べれば富など重要ではなかった。

まあ、誰も胸に火を抱いて、やけどをしないですむとは期待できないものだ。

長年彼女の悪事を隠蔽してきたが、彼はマーラの毒々しい毒の主なターゲットが自分自身であることに気付いていなかった。

「ワインで結構です」と彼は立ち上がり、ワインとグラスを取りに彼女のワインキャビネットへ向かった。マーラは自分の存在を誰にも知られないよう、部屋に必要なものすべてを揃えていた。

マーティンがワインとグラスを取りに行っている間、マーラは手の中の錠剤の一つを取り出した。マーティンは飲み物を注ぎ、ワインの入ったグラスの一つを彼女に手渡したが、マーラはすぐには受け取らず、こう言った。

「ベッドを調整してくれる?」

彼がベッドを調整している間に、彼女は彼の飲み物に錠剤を落とした。

「これでいいわ」とマーラは錠剤が透明な液体に完全に溶けたのを確認して言った。マーラは白ワインしか好まなかったので、彼女の部屋に赤ワインはなかった。

マーティンは微笑んで彼女の隣に座り、飲み物を手に取った。すぐに一気に飲み干し、もう一杯注いだ。一方マーラはゆっくりと自分の分を啜っていた。

彼が既に汚染された中身を飲み干したことに、彼女は満足していた。あとは薬が彼に完全な効果を発揮するのを待つだけだった。

「まだ痛む」とマーティンは4杯目を飲んだ後で言い、熱っぽく官能的な感覚を覚え始めた。勃起し、既に耐えがたくなっていた。