止めて欲しいなら言って*

ノヴァシティのビーチハウスにて。

トリスタンの手がゆっくりとベラの腰から臍へと移動する。彼の腕の筋肉が彼女をしっかりと抱きしめ、彼女は自分の右側で彼の筋肉を感じることができた。

彼の体全体が背中に押し付けられているのを感じると、彼女の心臓はさらに激しく鼓動した。そして彼は彼女の肩に顔を埋め、柔らかくも深い声で囁いた。「ベラ、止めて欲しければ言ってくれ」

ベラは何も言えなかった。心臓を落ち着かせるのに必死で、本当は続けて欲しかったため恥ずかしくて返事ができなかった。

トリスタンの手がゆっくりと上へ移動し、優しい愛撫で下乳を弄るのを感じた。体の中で名状しがたい炎が激しく燃え上がるのを感じ、彼女の呼吸は突然浅くなった。

「もう一度聞くよ。止めて欲しい?」

沈黙。

「いいえ!止めないで...」ベラは心の中で叫んだ。彼の手が胸を揉みしだくのを想像しながら。

トリスタンの唇にゆっくりと笑みが広がった。彼の手が彼女の柔らかな胸を包み込む。彼は彼女の緊張を感じたが、止めなかった。指が優しく硬くなった乳首をつまむと、か細い喘ぎ声が漏れた。

ベラは体の熱が内側から燃え上がるのを感じた。

トリスタンは素早い動きで彼女の体を回転させ、今や彼が彼女の上に覆いかぶさっていた。二人の目が同じ高さで合う。片手は依然として優しく胸を揉みしだき、下半身は彼女の下腹部に押し付けられていた。

二人の顔が近すぎて、ベラは緊張した顔に彼の吐息が触れるのを感じることができた。

「君は美しい、ベラ。君を妻に持てて本当に幸せだ」

「ト、トリスタン...」彼女は彼の名を呼んだが、続ける言葉が見つからなかった。

トリスタンの手が胸を弄り続け、心臓を震わせるにつれ、ベラは顔がさらに熱くなるのを感じた。彼女は喉を鳴らし、彼の輝く青い瞳を見つめ返した。

しかし、トリスタンの表情がゆっくりと変わり、手の動きが止まった。彼の体は彼女の横にずれ、胸を柔らかなマットレスに押し付けながら、頭を彼女の方に向けた。

彼は内なる激しい欲望を抑えようとした。しかし、彼女の目に混乱と苛立ちが浮かぶのを見て、すぐに心配になった。彼は優しい笑顔を浮かべながら体を彼女の方に向け、尋ねた。「止めて欲しくない?」