住吉おばさんの好意を断ることなく、矢崎粟たちは喜んでおばさんの家で夕食をとることにした。
矢崎美緒たち四人を呼ぶかどうかについて、おばさんは少し迷っていた。結局、他の四人とはあまり親しくないし、そんなに多くの食事も用意していなかったからだ。
矢崎粟は、他の四人はすでに食事を済ませているので、気にしなくていいと言った。
住吉おばさんが言ったように、地元の特産品を用意してくれて、みんな楽しく食事をした。食後、おばさんの後片付けを手伝おうとしたが、全て断られてしまった。
最後にみんなで相談し、しばらくしたら自分たちも料理を作って、おばさんと息子さんを招待することに決めた。
夕食後、制作チームからは特に課題は出されず、その時間は自由に使えることになった。
昼間に交換したテントのことを思い出し、矢崎粟はみんなに提案した。「昼間、星を見たいって言ってたでしょう?今日は天気もいいし、見に行かない?」