この蔣夏の人柄について、景雲昭は今や感心するほかなかった。
蔣夏が故意にそうしているのならまだしも、彼は生まれつき自分勝手な性質を持っており、自分の言葉がどれほど不適切なのか、あるいは他人にどのような傷つきを与えているのかまったく気付いていない。この陰湿な言葉を日常的に発しているかのように、まるで他人には理解できないと思っているかのようだった。
前世で景雲昭が蔣夏と親しくなったのは数年後のことで、その時の蔣夏は経験を積んで、今のように人を不快にさせる話し方はしなくなっていた。しかし本性は隠しきれず、特に喬紅葉との争いがある度に、その本性が顕著に現れていた。
蔣夏は容姿が良く、他人とプライベートな付き合いもなく、クラスメートが彼を見かけるのは、主にバスケットボールをしている時や学級の仕事をしている時だった。まさか彼が私的な場面でこれほど無遠慮な物言いをするとは誰も想像していなかった。