第136章 役立たずの厄介者

蔣夏の本来の願いはとても単純で、喬紅葉のことを喬叔父さんに話せば、きっと娘のことを心配して、自然と景雲昭に問題を起こしに行くだろうと考えていた。

景雲昭がどんなに凄くても、目上の人の言うことは聞かなければならないだろう？

自然な流れで彼女に謝罪させ、喬紅葉についての噂を晴らせば、彼の好きな女神はこんなに辛い思いをしなくて済むはずだった。

しかし、彼は喬尉民のことを理解していなかった。

娘は喬尉民にとって可愛い存在ではなく、無用な損失だった。彼が聞いた話では、2組のクラスメートが見舞いに来なかった理由は、喬紅葉がみんなの怒りを買ったからだった。そして今や彼女はクラスメートとの関係が悪いだけでなく、成績までどんどん下がっていた……

幼い頃から娘にクラスメートと仲良く付き合うように教育してきたのは、人を怒らせたり、あちこちで問題を起こしたりすることを恐れていたからだ。もちろん、将来役に立つ友達、できれば裕福で権力のある家庭の子と友達になってほしかった。そうでなければ、彼女のルックスと気質が無駄になってしまう。なのに彼女は出来なかっただけでなく、こんな状態になってしまった！