第161章 楽しくやったね

他人から聞いて、景雲昭はようやく気づいた。黎少雲はずっと前から来ていたが、外で待っていて、喬尉民を見かけてから現れたのだと。

気分は少し奇妙だったが、黎少雲は確かに義理堅いと認めざるを得なかった。

「あの...この授業は叔父の授業なので、片付けないと...」クラス委員の齊大勇は、皆が静かな中で恐る恐る景雲昭を見た。まるで彼女を怒らせることを恐れているかのようだった。彼女が特に反応を示さないのを見て、やっと地面の机の残骸を片付け、後ろの誰も使っていない壊れた机を喬紅葉の席に運んだ。

景雲昭については、喬紅葉の元の机を占領していたが、彼は動かす勇気がなかった。

先ほどの景雲昭の颯爽とした動きは、今でも心に残っているのだ!

しかし、クラスメートたちは恐れていたものの、しばらくして振り返ってみると、心の中には多少の感嘆と敬服の念があった。景雲昭のあの一手は、まるでテレビドラマでしか見られないような場面で、果断で、痛快だったと感じていた!