今の喬尉民にできることは金策だけだ!
この数年間、働かずにお金を得る生活に慣れてしまい、今では酒を飲む以外に何もできず、自分の力で稼ぐことなどもはや不可能だった。今は十分な金を集めて投資を続けることでしか、這い上がる術はない。
この数年で彼も多少の貯金はしたが、今は数年前とは違う。その程度の金など誰も相手にしない。そんな状況で、景雲昭が高価な人參を持っていることを思い出すと、血が騒ぐのを感じた!
彼女が持っている安物の玉については、興味を示さなかった。
結局、その玉が価値あるものなら、景雲昭の実の親が玉を彼女に残したまま捨てることはなかっただろう。
喬尉民の厚かましさを、景雲昭は散々見てきた。彼が恥知らずにへつらい笑いを浮かべているのを見て、景雲昭は胸が悪くなるばかりだった。