第226章 わざと罠にはめる

蔣夏のその一声で、蔣家のご両親は呆然となった。

「息子、本当にこの景雲昭のことが好きなの?」蔣お母さんは少し呆然として尋ねた。

彼女は息子のラブレターに本当に見せられないようなものが書かれているとは思っていなかった。結局のところ、彼女の心の中で、息子は謙虚で礼儀正しく、温厚で優雅で、成績も良く性格も良く、以前はクラス委員長だったし、今はそうではないが、人付き合いも悪くない。そんな賢くて思いやりのある子供が書いたラブレターは、きっと素晴らしい内容のはずだと。

そのため、蔣家のご両親はラブレターを公開することに何の制止もなかった。

しかし息子がこれほど反対するということは、恥ずかしいと感じているか、本当に景雲昭のことが好きなのか、もしそうなら、息子は確実に景雲昭が退学や転校することを望まないはずだ。