第478章 急襲

清ちゃんの反応に、孟林は却って忍耐を失っていった。

以前なら、こんな女性に対してもっと興味を持てたかもしれない。しかし今は違う。堂々たる孟さんである彼に、景雲昭が特別な扱いをしないのはまだしも、この帝享龍庭の令嬢までがこんな態度を取るとは！？

清ちゃんが投げてきたクッションを受け取ると、男はそれを直接床に叩きつけた。

次の瞬間、もはや遠慮することなく、飛びかかって容赦なく殴りつけた。

この女性は元々男性より力が劣っており、しかも孟林は激怒状態にあったため、すぐに清ちゃんは押さえつけられ、両手は強く押さえられ、顔には不気味な赤みが浮かんでいた。アルコールの力で、ますます頭が朦朧としてきた。

もともと僅かしかなかった服が一瞬で引き裂かれるのを感じた。

これらの服はもともと特殊なデザインで、孟林は長年遊び慣れた手練れだったため、すぐに女性の体は一糸まとわぬ姿となった。

肌が空気の冷たさに触れ、清ちゃんは全身が震えた。

どうしてまだ来ないの……

なぜまだ来ないの？もう服も失って、これ以上遅れたら全てが遅すぎる……

ドアを必死に見つめていたが、そこからは何の音も聞こえず、そして体に突然裂けるような痛みが走り、全身が震え、恐怖で目を見開いた。

終わった！

「お前のような女は懲らしめが必要なんだ！あの黎という男に目をつけたんだろう？いいだろう、俺が終わったら、お前を連れて行って見せてやる！」孟林は歯を食いしばって言い、その動きには少しの優しさもなかった。

清ちゃんは歯を食いしばって涙を流した。こんなはずじゃない、こんな展開のはずじゃない、あの人が、きっと助けに来てくれるはずだったのに！

全てを苦痛とともに耐えている時、上階の黎少雲は突然笑みを浮かべ、手を上げて腕時計を見た。針は丁度夜の10時を指していた。

次の瞬間、ビル全体の周りに突然パトカーのサイレンが鳴り響き、エレベーターホールに突然軍人たちが押し入ってきた。銃を手に、空に向かって二発発砲し、それを見た全員が恐れおののいて逃げ惑う中、冷たく言い放った。「全員、頭を抱えろ。さもないと蜂の巣にするぞ！」

景雲昭は口角を引きつらせた。あの連中はどこかチンピラっぽい、これは一体どういう状況だ？