このクラブハウスの女性たちはほとんど自発的に働いているため、特に監視する者もいなかったが、鐘清は「他とは違う」存在だったため、店主は彼女に特別な配慮をしていた。
「清ちゃん、今夜はかなり稼いだわね。月末に精算するけど、よく考えてね。もし来なくなったら、何も手に入らないわよ。今夜のことも全部無駄になっちゃうわ」朝方、鐘清が帰ろうとする時、店主は笑いながら言った。
鐘清は身震いした。
お金か。彼女がここで働き始めてから、ようやくお金を稼げたのだろうか。
多くの屈辱を受けたが、以前のように様々な理由で解雇されることはなかった……
もうやめようと思っていたが、今になって後悔すれば、昨夜の努力も全て無駄になる。また食べるものもなくなってしまう。今は少なくとも腹を満たすものがある……
考えが、少しずつ変わっていく。
外の薄い陽の光を見つめると、それは異常なまでにまぶしく、自分の姿は惨めだった。
二日目の夜も、やはり彼女は再び行った。
そして彼女の行動を、景雲昭は全て把握していた。
この華寧県には、そう簡単に金を稼げる場所などない。全て代償を払わなければならない。あの場所は名前こそ良く聞こえるが、中で行われる取引は決して清くはない。しかも、訪れる客のほとんどは普通の男たちだ。彼女がそんな男たちにすがろうとしても、それは不可能だった。
容姿は確かに鐘清の武器だが、それもどんな場所かによる。
若者なら美しい娘に夢中になって何も考えなくなるかもしれないが、あの男たちの年齢は豊富な人生経験を物語っている。ベッドの上で転げ回るだけの女に人生の後半を捧げる馬鹿な男などいない。
毎日違う男と、背の高い者、低い者、太った者、痩せた者、その中には当然変態もいた。
最初は選り好みしていたが、徐々に、二ヶ月後には、鐘清はすっかり世慣れてしまった。
客を奪い合うことを覚え、魅惑的な微笑みで男たちを早く落とすことを学び、趙慶という昔なじみがいたことさえ忘れかけていた。
そしてその二ヶ月後、趙慶が戻ってきた。
家にいた男を見て、鐘清は一瞬固まり、すぐに駆け寄った。「趙さん!趙さん、やっと帰ってきてくれたの。私、この間すごく辛かったの!」
趙慶も驚いた。環境が人に与える影響の大きさに感心せざるを得なかった。
鐘清は今や俗物以外の何物でもなく、話し方まで変わっていた。