取引をする

ジェスリンは、アシスタントのマークと私服の警備員たちと共にスパークルエンターテインメントに到着した。身分を隠していたため、彼女は夫の影の警備員たちに守られていた。コード5、コード6、そしてコード7である。これらの警備員は、以前彼女の周りにいた通常の警備員たちよりもはるかに強力だった。彼らはマーベリックの特殊部隊、つまり彼のバックアップ要員だった。

この3人の警備員は、極めて困難な任務でない限り影から姿を現すことはない。マーベリックは出発前に、妻を守るよう彼らに命令を下した。警備員たちは一瞬たりともこの仕事を軽視することはなく、たとえそう思ったとしても、眉をひそめることも、まして口に出すこともなかった。

当然ながら、3人の警備員は威圧的な存在で、そのためジェスリンはこの大企業の中で軽んじられることはなかった。

会議室に入ると、ウー少爺は既に重役の椅子に座り、顔に笑みを浮かべていた。その笑顔を見て、マークは考えるまでもなく、上司が何か楽しいことをしてきたのだと悟った。それは性行為か満足のいくフェラチオに違いなかった。

マークは嫌悪感を覚えながら目をそらし、部屋に入っていった。

「それで、あなたがVJキュートですか。その名前は不自然で、全然可愛くない。少年っぽくて、男らしいとも言えないような名前ですね。あなたはとても繊細で、おそらく...可愛らしいのだから、女性的な、あるいはもっと少女らしい名前を使ったらどうですか?」彼はジェスリンを頭からつま先まで卑わいな目つきで見た。彼女の露出した美しく完璧なまっすぐな脚に目が留まり、喉が熱くなるのを感じた。

彼女はパウダーピンクのシャツに黒のハイウエストプリーツスカート、肩にかけた白いブレザー(着用はしていない)を身につけていた。黒のハンドバッグと6インチヒールの黒のスティレットを合わせていた。

顔を適切に隠し、脚を露出させた状態で、彼女は優雅に彼の前の席に座った。彼女の服装からマナーまで、全てが手を出してはいけない相手だと物語っていたが、ウー少爺は自分は例外だと感じていた。「もし彼女が私より裕福な家の出身なら、社交界で知られているはずだ。また、大物なら、フィアレスのような小さな会社を選ばないはずだ」と彼は考えた。