『ジェスリンの驚異的なデビュー(7)』

クリスティーンが息を切らしているのを見ただけで、彼女が深く傷つき、重大な痛みを感じていることが分かった。

「あ、あなたは私と休暇で会社を離れて、電話も切って...うわぁぁ!...外で何が起きているか分かってないのよ」彼女は体を丸め、激しく泣きながらしゃっくりをした。

ウー少爺は、彼女の泣き声が激しすぎて全てを聞き取ることができなかった。彼は彼女の隣に座り、裸の背中を優しく撫でながら落ち着かせようとして、再び尋ねた。「ゆっくり話して、何があったの?」

クリスティーンは吐き気を感じ、彼の顔に吐きたい衝動がほとんど彼女の心を支配した。

デビューが成功した後、彼女は2つのブランドの広告塔となり、あちこちで新しい契約を結んで極めて忙しくなり、彼のための時間がなくなった。

イライラした彼は、彼女のスケジュールを全てキャンセルし、隠れ家のようなホテルで楽しむために国外へ連れ出した。

今や人気者となった彼女はホテルを出ることができず、また彼が連れて行った場所には面白いものが何もなかったため、結局3日間ホテルの部屋に閉じこもって、終わりのないセックスをすることになった。

クリスティーンは、彼女の気分など気にも留めないウー少爺の性奴隷と化してしまった。

疲れたと訴えても、彼は決して聞く耳を持たず、その日の欲望が満たされるまで続けた。

彼のことを憎んでいても、何もできない。というのも、もうウー少爺は要らないと姉に伝えた時、姉に首を絞められそうになったからだ。

他に選択肢がないため、彼が他の犠牲者たちのように彼女に飽きて、また別の処女を探しに行くまで耐え続けるしかない。しかしその前に、彼の力を利用してジェスリンを排除しなければならない。マイルズがきれいな仕事をするとは信用していないが、物事が南に向かった時に、あの害虫に十字架を背負わせたいのだ。

「わ、私の、私の妹なの!ジェスリンが...」クリスティーンは叫び、激しく涙を拭ったが、それでも泣き止むことができなかった。

「ああ、アルファ・カオスの性奴隷だと言っていた子か?」彼は眉を上げた。アルファ・カオスの性奴隷というのは何かすごいことに違いない。彼も一口味わってみたいものだ。

彼女は急いでうなずいた。

「今度は何をしたんだ?エミリーが彼女を押さえているんじゃなかったのか?」