広い敷地内の全員が驚愕した。さらに不可解だったのは、救助隊がピンクの味方をしているように見えたことだった。
戦闘が続く中、車の一台のドアが開き、コード2が姿を現した。
「コード2?」ピンクは信じられない様子で呼びかけた。
「主人が私たちを送ってきた」彼は無関心そうに答え、戦闘に加わった。
ピンクは軽く微笑んでからイエローに言った。「車で休んでいなさい。もう一人で戦うわけじゃないから」
今回イエローは反論せず、うなずいて車へ走り出した。ピンクは彼女の背後を守った。
敵は尽きることを知らなかった。倒せば倒すほど、どこからともなく新手が現れた。
この屋敷は都市の外れ、人里離れた場所に建てられ、鬱蒼とした木々に囲まれていた。この場所はハーフハート組織によって、ピンクを殺すか拉致するために選ばれたようだった。