第391章 新製品発表会(2)

山田燕は調べたところ、その専門家は橋本朗の会社の常勤社員ではなく、一時的に招かれた者で、このプロジェクトのみを担当し、プロジェクト完了後は橋本おじいさんの会社との協力関係も終了するとのことだった。

これは山田燕の心を動かした。

今回の製品競争では彼女が投資した会社が負けたが、今後さらに多くの製品開発が控えている。

このような人材を自分の陣営に引き入れることができれば、自分が投資しているこのテクノロジー企業にとっても、将来の他の分野の発展にとっても、非常に大きな利点となるだろう。

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橋本朗の会社の新技術製品発表会の会場は非常に賑わっており、ほぼすべての業界から人々が集まっていた。

現在一時的に大阪市にいる千葉家の者たちも来ていた。

発表会自体が人を引き付けるだけでなく、より重要なのは背後にある橋本おじいさんの名声だった。