バーベキューピクニックエリアもクラスごとに分けられており、東西の方向にそれぞれ5クラスずつ配置されていたため、混雑することはなかった。
菅野將は1組の生徒たちを自分たちのエリアに連れてきた。後ろには大きなプラスチック製の屋根が支えられており、バーベキューグリルもリゾートエリアが用意したもので、長さは約5メートルほどあった。
それに加えて、バーベキュー用の木炭、食材を処理する作業台、串用の鉄の串など、必要な道具は全て揃っていた。
明らかに、今回のバーベキューは食材を持ってきてすぐに焼けるというものではなく、みんなで協力して食材を串に刺したり、下処理をしたり、さらに自分たちで炭火を起こす必要があった。
夕日が西に沈み、地平線に大きな夕焼け雲が広がり、エメラルドグリーンの湖面も赤く染まって、とても美しかった。