112:人生の頂点_2

小林桂美は蓮の露のセットを自分用に取っておいたのだ。

彼女は後藤淑子から全部で六セットのスキンケア製品を買ったが、そのうち二セットは姑に持っていかれて人にあげられ、さらに三セットは彼女自身が人にあげてしまい、残っているのはこの一セットだけだった…

言い終わると、小林桂美は振り返って姑を見た。「お母さん、私は今月すでに友達から美人亭を二セット取ってきました。もしまた友達にあげたいなら、来月まで待たなければならないかもしれません。淑子は店長ですが、彼女の上にはまだマネージャーがいて、権限もそれだけなんです。」

それを聞いて、城井お母さんは言おうとしていた言葉が喉に詰まり、うなずいて「わかったわ」と言った。

城井沙織は特に興奮して小林桂美を抱きしめた。「ありがとう、ママ!」