杉本瑠璃は三島悠羽を見つめ、強く頷いた。「約束するわ」
どうやら……彼女が以前パンドラ計画に示した反応は、本当に三島悠羽の心を刺したようだ。
そうでなければ、三島悠羽がこれほど異常に不安がることはないだろう。そう思うと、杉本瑠璃は何故か三島悠羽が切なく感じられた。
杉本瑠璃は自ら三島悠羽の細い腰に腕を回し、頭を三島悠羽の肩に埋めた。
「あなたも同じ条件を約束して。どんな状況でも、私たちがまだ愛し合っているなら、一緒に進退を共にするって、何があっても!」
実は、杉本瑠璃にも自分なりの心配があった。
愛していない時は、あまり深く考えることはない。
一度愛してしまうと、心配事はどんどん増えていく。
彼女は三島悠羽が体の状態を理由に、彼女が受け入れられないような決断をすることを恐れていた。だから、今日は三島悠羽にも同じ約束をさせたかった。