第440章 新しい世界に入った(50)

「悠羽、可愛く振る舞えば許されると思わないでよ!」

杉本瑠璃は顔を引き締め、笑いを堪えた。絶対に崩れてはいけない!

「妻上様をなだめるためなら、格好悪くても一度やってみるさ。でも...妻上様はあまり気に入らないようだね!」

誰が気に入らないって言ったの!

ただ...彼女はそう簡単に許すわけにはいかなかった。そうでなければ、今後三島悠羽が何か小細工をすれば、彼女はすぐに負けてしまう。

どうしても踏ん張らなければ、三島悠羽にいつも完全に支配されてしまう。

「へぇ?知らなかったわ、あなたがいつから女性の好みを理解するようになったの?」

杉本瑠璃はわざとそう言った。

三島悠羽は微笑みながら言った、「もちろん妻上様を得てからだよ。知らないことはすべて補わなければ。そうしないと、今日のように誤って妻上様を怒らせてしまった時に、どうやってなだめればいいのかわからない。それこそが私の最大の過ちになるからね。」