125 炸裂、歴史に記されるほど(2)

彼女は、トレンドの1位が「小林翔琉」から「光永グループ」に変わったのを見た。

v光永グループ:【演技は芸術であって、娯楽ではない[画像]】

画像には小林翔琉と白鳥春姫が同じフレームに映っており、左側の小林翔琉は模造の馬に座り、右側の白鳥春姫は銃を持って本物の馬に乗っていた。

v放送局が転載してコメント:【左側は一体何なんだ?】

この写真が出た途端、その対比があまりにも酷く、誰が演技力があり、誰が単なる「娯楽」なのかが一目瞭然だった。

微博は一気に炎上した。

若い世代は光永グループの実力をあまり知らないかもしれない。

しかし芸能界にいる以上、放送局が何者かは誰もが知っている。

小林翔琉のファンたちは放送局には文句を言えず、光永グループの投稿の下で暴れ始めた——

【私たちの兄さんは風邪を引いていただけで、馬に乗れなかっただけ!】

【小林翔琉の話題に便乗してるの?】

【……】

尾っぽ:【いや、小林翔琉のファンって何歳層なの?】

笑臨bby:【光永証券、光永債券、光永重工を知らないの?少なくとも光永銀行は聞いたことあるでしょ?鉄道や道路も知ってる?その3分の1は光永の投資だよ】

【あなたたちのスターライトエンタテインメントの総資産を全部合わせても、光永の年間債券の10分の1にも満たないんだよ。】

【光永グループがどんな会社か知らないの?もっと勉強して、芸能ニュースばかり見てないで、そうすれば少なくとも光永グループが何をしている会社か分かるはずだよ】

放送局が率先して小林翔琉を批判し始めた。

多くの官営メディアも次々と参戦し、芸能界はとっくに整理が必要だと。

小林翔琉とスターライトエンタテインメントは慌て始め、白鳥春姫や大永制作班に連絡を取った。

彼らは話題を大きく煽りすぎて、今となっては身を引くのも容易ではなく、まさに虎の尾を踏む状態で、「芸能界は一体どうなってしまったのか」という関連話題の注目度は高止まりしていた。

小林翔琉と比べると。

今の日野真紀こそが火の車だった。

「なんで小林翔琉の投稿にいいねなんかしたの?」マネージャーは日野真紀を散々叱りつけた。「これまでは良かったけど、今や小林翔琉は公式に『娯楽』と評価された人物よ。これからは彼に関する番組は全て放送できなくなるのに、なんでいいねなんかするの?」