284新進の無法者、白川華怜の底力!_3

「広報の件は、お二人で交渉してください」藤野院長は頭を下げ、書道協会の名簿を手に取って見ると、驚いた様子で「代表者が変わったのか?」

本田副局長は広報の件について考えていた。「人選に問題があったと聞いています」

藤野院長は書道協会の件にはあまり関与しないようにしていた。前回、書道協会から報告された若手の出演者たちもあまり覚えていなかった。ただ、経歴調査をさせ、問題がなければそれでよしとしていた。

今回も同様で、彼はペンを持ち、各ページを軽く見ていった。見覚えのない名前ばかりだった。

最後のページで、彼は名簿に手を置き、署名しようとした瞬間、何か違和感を覚えた。

次の瞬間、彼は手を離し、前のページに戻った——

【青年代表(女性)】

氏名:白川華怜(白川博)

年齢:20