第323章 お前の命は俺のもの

キスは、どれくらい続いたのかわからなかった。

彼女が息苦しくなりそうになると、彼は唇を少し離してくれた。しかし、新鮮な空気を数回吸い込んだだけで、また彼のキスが覆いかぶさってきた。

そのため、最後には、彼女は全身がキスでぼんやりとして、頭の中はほとんど真っ白になり、唇は腫れて痺れていた。

朦朧とした中で、彼女は彼の指先が自分の唇を絶え間なく愛撫しているのを感じ、その愉悦に満ちた声が「お姉さん、僕は嬉しいよ。だから、死ぬまで、僕のことを愛さないなんて言わないでね！」と言っているのを聞いた。

でも卿介、知っているの？私があなたを愛せる時間は、たった3ヶ月余りなのよ。

でも、幸いなことに、彼は彼女のことを好きなだけで、愛してはいなかった。だから、彼女が本当に彼のもとを去った後も、せいぜい暫くの間悲しむだけで、時間が経てば、彼女のことを思い出の一部として心の奥底に埋めてしまうだろう！