「お姉さんがすぐに答えられないのなら、私は待ちます。お姉さんが考えをまとめて、答えを出すまで」彼はそう言いながら、長い指で彼女の首筋から紅い唇へとゆっくりと這わせた。
指先で彼女の唇を弄びながら、彼の瞳の色は一層深くなり、独占欲に満ちた眼差しが露骨に表れていた。
「でも、あまり長く待つのは好きじゃない。分かりますか、お姉さん?」彼は言った。
言葉が終わるや否や、彼は唇を強く押し付け、彼女の甘美さを貪った。
膝で彼女の両足を開かせながら、さらに彼女を引き寄せた。
彼女の白い肌はピンク色を帯び、黄色い灯りの下で滑らかで繊細に見え、それが彼の欲望をさらに掻き立てた。
彼女の心の中に、自分だけの存在を刻み込みたかった!
お互いの呼吸は濁り、重くなっていった。
仁藤心春は息を切らしながらキスされ、今この瞬間そんな気分ではなかったにも関わらず、体は彼の愛撫に反応してしまっていた。