翌日、夏目星澄がプレゼントを用意して出かけようとした時、突然携帯が鳴り出した。
見知らぬ番号だったので、無視して切ってしまった。
一方、電話を切られた花井正道は、顔色が一変した。
夏目星澄という女は、あまりにも分かっていない。彼の電話に出ないなんて!
怒って、もう一度夏目星澄に電話をかけた。
霧島冬真はそれを聞いて、低い声で尋ねた。「なぜ電話に出ないの?」
夏目星澄は不思議そうな顔をして、「知らない番号だから、たぶん広告か営業の電話でしょう」
「そう、じゃあブロックしておけば。警察署に行く時は気を付けて、着いたら連絡してね」
霧島冬真は実は夏目星澄と一緒に行って、彼女の本当の両親に会いたかった。
しかし今の自分の状態は良くないし、夏目星澄と離婚もしたので、もはやその資格もない...