第525章 誰かに見られているような気がする

霧島冬真は夏目星澄と産後ケアセンターで食事をしていたとき、突然電話が鳴った。

突然電話が鳴り、大谷希真から霧島雪栄と早川悠真の事件の進展について報告があった。

霧島雪栄はヒスイ観音を盗んだことを素直に認めた。

しかし早川悠真は頑として認めず、彼の両親も彼のために家の唯一の財産である家を売って弁護士を雇い裁判を起こした。

そして早川悠真の愛人も法の裁きから逃れることはできなかった。

霧島冬真は常に彼女の一挙手一投足を見張らせており、彼女が早川悠真の両親からお金をだまし取り、彼氏と逃げようとしていたことも知っていた。

彼がどれほど霧島雪栄を嫌っていても、外部の人間に虐げられることは絶対に許さなかった。

大谷美咲という女性は、当然ながら法の裁きから逃れることはできなかった。