パラレルBE(6)_2

この言葉を聞いて、木村久仁子は頭を抱えた。彼女とは長話をせず、望月あかりが彼女のために買った贈り物をすべて渡した。「お嫁さんが買ってくれたものだよ。ゆっくり味わってね」

母親には透視能力でもあるのか?服の下まで見通して、これまで見抜いていたのか?

木村母さんは贈り物を持って嬉しそうに部屋に戻り、開封した。やっぱりこの娘はいい子だと思った。礼儀正しくて、実用的なものを買ってくれる心遣いもあり、少しも派手すぎることがない。

ただ少し控えめすぎるかもしれない。息子と寝れば、息子に家事をさせる権利も得られるのに。

買ってきた服や小物はそれほど高価ではなかったが、上品な趣があった。

木村母さんは自分の体に当ててみて、とりあえずしまっておいた。時間があれば山田おかあさんの前で自慢しようと思った。あの息子が最低な行為で彼女を傷つけたおかげで、こんな素晴らしいお嫁さんを得られたことに感謝したい。本当に満足している。