「言い訳できないの?生理という言い訳がバレて、他に思いつかないってこと?」
藤原月は軽く笑いながら、彼女のズボンのボタンを外した。
高橋真子は緊張して彼の逞しい手を掴んだ。「お、お腹が痛いの」
藤原月は笑って言った。「へぇ?そんな言い訳まで考えついたの?僕は医者じゃないけどね」
「本当に痛いの。もう何日も続いてて、胃腸の調子が悪いのかも」
高橋真子は彼の手を掴んだまま、涙を浮かべた。
藤原月はようやく彼女をまじまじと見つめ、彼女の横に寝転がり、優しく下腹部に手を当てた。「どこが痛いの?教えて」
高橋真子は彼の温かい手のひらが下腹部を押さえているのを感じ、大きく震えた。
彼は今自分が触れているものが何なのか、きっと分かっていないのだろう。
高橋真子は胃腸が痛む感覚を知っていた。以前何度も経験したことがあったので、彼の手を押さえながら言った。「ここよ」