私はこっそりと携帯を取り出し、部屋の中の全てを密かに録画した。
激しく喘ぎ叫ぶ松本和香の姿を見て、私は7年間付き合ってきた可愛い彼女とは全く結びつけることができなかった。
私の目に映る和香は、白紙のように清純で、手を繋ぐだけでも顔を赤らめるような子だった。
まさか、こんな誰とでも寝る女だったなんて!
口から発する淫らな言葉は、私が生涯で聞いたこともないような、最低な売春婦でさえ言えないようなものだった。
そして鈴木浩一の返事を聞く限り、二人は前から知り合いで、和香は私に随分前から角を生やしていたようだ!
思い返せば、和香が私と付き合うことを承諾したのは、失恋して傷心のときに、私がチャンスを掴んだからだった。
その後、大学から仕事まで、和香はいつも一人で出かける口実を作っていた。同窓会だの、友達とショッピングだの、旅行でリフレッシュだのと。私が一緒に行くと言えば、いつも何かと言い訳して断られた。