そうして、賀言銘が自ら指名手配のニュースを出したことで、強盗犯たちはすぐに警察署に自首し、宋晨曦のことも白状した。
事態がここまで大きくなると、宋家でさえ宋晨曦を守りきれず、宋晨曦は十年の実刑判決を受けた。法廷で、宋晨曦は涙を流しながら賀言銘を罵ったが、賀言銘は冷淡な表情を浮かべたまま、彼の目には宋晨曦は単なる犯罪者でしかなかった。
この一件以来、賀言銘は更に慎重に唐雅靜を守るようになり、送り迎えをし、定期的に電話をかけ、まるで熱愛中のカップルのように甘い関係を続けた。宋晨曦はもう過去の人となり、賀家が宋晨曦を刑務所に送り込んだことで、この一生の確執が生まれた。
これは全て唐雅靜のせいだと、賀母さんはこのままでは済まさないつもりだった。宋晨曦はもう頼れないので、自分で手を下すしかなかった。