第8章

木村文雄の足は、この一撃で折れてしまった。

元々二万元を手元に残していたが、この一件で大半を使い果たしてしまった。

諺にもあるように、骨折の治療には百日かかる。

松葉杖をついて高校入試会場に現れた時、かつての高慢ちきな優等生の面影はもはやなかった。

転生してから木村文雄は勉強に身が入らず、その結果が全て成績に表れていた。

木村文雄は二度目の人生だから、高校入試なんて朝飯前だと思い込んでいた。

しかし、成績が発表された瞬間、天が崩れ落ちたような気分だった。

この成績では普通高校にも入るのが難しく、県立の進学校など論外だった。

結局、彼は荷物をまとめて専門学校に行くしかなかった。

そして私も正当な理由で支援を打ち切ることができた。

木村文雄はもちろんこの結果を受け入れられなかった。