第508章 コンピュータールーム

半夏はぶつぶつと呟いた。「終わった、終わった、どうしたらいいの!」

私の心も沈んでいった。

爆発の後、島は再び暗闇に包まれ、爆発した警備キャンプだけが燃え盛る炎を上げていた。

「お、お嬢様、コンピューターセンターに行きましょう。警備員から聞いたことがあるんですが、あそこはどんな状況でも電源が切れないそうです」半夏の声は少し震えていた。

コンピューター?

コンピューターセンター?

私の頭の中に稲妻が走ったような気がして、めまいで体がふらついた。

コンピューター、私の心に奇妙な感覚が湧き上がり、無意識に自分の指を見下ろした。

コンピューター。

「お嬢様?」半夏が私を軽く押した。

「どこ?」私は彼女に尋ねた。

「ついてきて」半夏は私の手を引いて、岩の影に沿って慎重に走った。