第248章:何でも彼女に関連付けられる!

午後三時過ぎ、時田浅子と江川湊の二人が声の収録をしていた。

外に置いてあった江川湊の携帯電話が、鳴り止まなかった。

華さんは仕方なく一時停止し、江川湊に電話を取るよう合図した。

時田浅子も江川湊について外に出た。

「どうしたの?この件はもう収まったんじゃなかったの?」

「すぐに確認してみて、私はすぐに録音スタジオに戻るから。」

江川湊は電話を切り、SNSを開くと、案の定トレンド1位は彼に関するニュースだった。

彼に彼女がいるという暴露ニュースなら、こんなに大きな反応を引き起こさないはずなのに?

写真を見た瞬間、彼は驚いて時田浅子の方を見た。

時田浅子はさらに困惑していた。

この写真は、彼がその日時田浅子に水を渡したときのものだったが、選ばれた角度が絶妙で、背景もぼかされていて、まるで二人きりの親密な写真のように見えた。